2023.07.20
段ボール 基礎知識段ボール箱の購入方法 -段ボール箱をどこで買えば良いのか?-
段ボール箱が必要になったときどこで購入できるのでしょうか?
近年インターネット通販が発達し、ネットで商品を購入するだけでなくメルカリやオークションで発送する方も増えてきました。
少量の荷物を送るのでしたら、家にある段ボール箱を使用すれば良いのですが、箱より商品が大きい・また枚数が要る場合など、どこかで調達しなければなりません。
そもそも、段ボール箱はどこで購入できるのでしょうか。
段ボールの必要量や用途によって調達先や購入方法は変わってきます。
この項では段ボール箱の購入方法、どこで買えば良いのかを説明します。
もくじ
段ボール箱の用途 必要なサイズと枚数をまず知ろう!
商品の発送や整理・保管、引っ越しなど段ボールが必要になる場合、
何をどれだけ梱包するかによって購入する段ボール箱のサイズや数量が変わります。
サイズや数量によっておすすめの購入先も変わってきます
サイズごとの用途(目安)
◆ 60サイズ CD20枚、文庫本10冊程度 小物の梱包に適している。
◆ 80サイズ A4サイズの書類・ノート Tシャッなどの衣類の梱包にも
◆ 100サイズ 2Lペットボトル6本分 B4サイズの書類、厚手の衣類 引っ越し荷物にも適している。
◆ 120サイズ CD90枚 冬もの衣類など 引っ越し荷物にも
◆ 140サイズ A3の書類、小型家電、おもちゃなどかさばるもの
◆ 160サイズ 厚手のコートや着物など
上記の目安から必要になる枚数が分かると思います。
荷物を1つ送る場合は郵便局や宅配会社の窓口で1枚から購入できますし、60~100サイズで枚数が少ない場合は100円ショップなどでも購入可能です。
ホームセンターなどでは大きなサイズまで揃いますが、店頭に大量に置いていません。
購入先によって特徴があります。参考にしてください。
注意点
ここで言う60~160サイズとは段ボールの3辺(縦・横・高さ)を足したサイズのことです。
このサイズによって宅配便の料金が変わってくるため段ボールのサイズの目安として表示されることが多くなっています。
詳しくはこちら ⇒ ▶ダンボールのサイズとは?
注意しなければならないのは同じ80サイズでもA社とB社ではサイズ(縦・横・高さ)の違いがあることです。
衣料品など不定形のものであればそこまで考えなくてもよいのですが、内容品によっては1辺のサイズが大きいだけで箱に入らない場合が出てきます。
インターネット通販サイトなどでは80サイズの表記の他に縦・横・高さの寸法も併記されていますので確認してください。
引っ越しに使う場合はネットショップなどで販売している引っ越しセットを参考にしてみるのも良いと思います。
引っ越し用段ボールについてはこちら ⇒ ▶引っ越し用の段ボールの選び方とは? -どのサイズの段ボールを選べばいいのか-
120サイズ以上の箱の場合は結構な大きさになります。
内容品が軽い場合は良いのですが、重いものを目一杯いれると底が抜けたり箱が破損する可能性があります。
ひとつのもので無い場合、複数の箱に分けて梱包した方が良いでしょう。
段ボール箱を買わずに再利用する場合
少量の荷物を送る場合、家にある段ボール箱を再利用(リユース)するという方法があります。
通販などで商品を購入したときの梱包箱や、スーパーマーケットでもらってきた箱などを利用します。
衣料品など壊れないものであれば緩衝材も必要ありません。
割れ物などはひとつひとつ紙や気泡緩衝材などで包み、箱の隙間も埋めて輸送時に内容品が動かないようにすればピッタリサイズでなくても大丈夫です。
ただ、内容品に対して箱が大きければそれだけ梱包の手間もかかり、送料も高くなります。
商品より大きな箱が無い場合、整理箱として同じサイズの箱を揃えたい場合、新品の段ボールを使用したい場合など、どこで段ボール箱を購入できるのでしょうか。
段ボール箱は実店舗、インターネット通販などで購入できます。
段ボール箱はどこで買えばよいのか(実店舗)
個人が少量購入できる先として下記のような実店舗があります。
■郵便局やヤマト運輸などの宅配便の窓口
郵便局やヤマト運輸、佐川急便などの宅配便の窓口で段ボールを購入できます。
段ボール箱には販売元の印刷が入っています。
1枚から購入できますが価格は高めです。
郵便局、宅配便の営業所ともに数が多く、荷物を持ち込めばその場で発送手続きできるなど利便性があります。
送料もその場でわかります。
ヤマト運輸は梱包材の配達サービスもあり、各宅配会社でも集荷のサービスがあります。
コンビニエンスストアでもゆうパック用の段ボールやクロネコヤマトコンパクトなど提携しているサービスの梱包材を買うことができますし、その場で発送受付できます。
但しコンビニでは大きなサイズの箱は置いていないため別途用意する必要があります。
たまに荷物を送る場合などに適しています。
■100均ショップ
100均ショップでも段ボールを置いている場合があります。こちらは無地箱です。
他の梱包材(テープ、緩衝材)も一緒に購入できるため便利です。
ただし種類は少なく、特殊な箱や、大きなサイズは置いていません。
店頭にあまり数はなく一度に大量購入は難しいです。
店舗までいかないと購入できませんが小さなサイズしか扱っていないため持ち帰るのはそこまで大変ではありません。
個人が小さな荷物を送るような場合、メルカリなどの小物の発送には適しています。
■ホームセンター
ホームセンターでは比較的安価で種類も多く、大きめの箱もあります。
こちらも無地箱が中心で、1枚でも買えます。他の梱包材(テープ、緩衝材)の品揃えも豊富です。
やはり店頭在庫には限りがあり、大量購入には適しません。
店舗までいかないと購入できず、近くに店舗が無いと不便です。
大きな箱は車でないと持ち帰るのは大変です。
ある程度の枚数を使う場合や大きな箱が必要な場合、車でホームセンターに行ける人には便利です。
■引っ越し会社
引っ越しする場合に限られますが、引っ越し会社は段ボール箱も調達してくれます。
見積もり明細のなかに段ボール代として記載される場合や、ある枚数まで料金に含まれる場合など会社によってさまざまです。
大きさは4種類ほどで、大手引っ越し会社では自社のロゴや内容品や部屋を記載できるような枠の印刷が入ります。
段ボールを必要な枚数、テープや緩衝材とともに枚数を事前に届けてくれます。
有料ですが箱詰めまでお任せできるサービスもあります。
会社によっては不要になった段ボール箱を後日回収してくれます。
引っ越し会社が大量に購入するので比較的価格は安く、リユースの段ボールで価格を抑える業者もあります。
引っ越しの場合一度に大量の段ボール箱を使います。
回収サービスのない会社では不要になった箱の処分が大変です。
荷物が少ない単身での引っ越しであれば、自分で段ボールを調達することもできますが、荷物が多いときは引っ越し会社にお任せするのも便利です。
郵便・宅配便会社 | 100均ショップ | ホームセンター | |
店舗数が多い | 〇 | △ | △ |
価格 | × | △ | △ |
1枚から購入できる | 〇 | 〇 | 〇 |
大量に購入できる | × | × | △ |
その場で送れる | 〇 | - | - |
配送料金がわかりやすい | 〇 | - | - |
持ち帰りが楽 | - | △ | × |
配達してくれる | △ | × | × |
種類が多い | △ | × | △ |
他の梱包材も買える | △ | 〇 | 〇 |
印刷有無 | 販売元の印刷付き | 無し | 無し |
段ボール箱はどこで買えばよいのか(インターネット通販)
段ボール箱はインターネット通販でも購入できます。
インターネット通販は、実店舗のようにその場で入手できない代わりに、数多く調達することに向いています。
基本的に1種類につき10枚~20枚単位で購入できます。
枚数が多いと価格が下がるショップもあります。逆に1枚単位で販売している先は少ないです。
そちらと何よりも自宅に配達してくれる利便性があります。
納期も在庫がある商品であれば即日発送を謳っているショップもあり、そこまでストレスを感じません。
価格に関しても、実店舗で購入するよりも安く設定されている場合が多いです。
また、ショップごとに商品は違いますが、実店舗よりも品揃え(サイズ、材質)が多く、選ぶことができます。
段ボールを販売しているネットショップは数ありますが、どこで買ったら良いのでしょうか。
大きく分けて、総合通販(大型量販店)サイトと段ボール専門のショップがあります。
総合通販サイトは店舗の信用力がありますが、掲載されている段ボール商品は少ない場合が多いです。
段ボール専門のショップでは様々なサイズ、材質から商品を選ぶことができます。
テープや梱包資材も同時に購入できるショップも多くあります。
段ボール加工会社が運営している場合も多く、寸法や材質を指定できるオーダーメイドのサービスを導入しているところもあり、ショップごとの特徴があります。
インターネット通販の場合は、サイズや価格をじっくり比較検討し購入先を選べます。
送料込み、送料別はショップにより違いますので注意が必要です。
段ボール専門のショップでは商品数が多くあるため必要な段ボール箱を選ぶのに時間がかかる側面もあります。
▼マイダンのご紹介
イクソブ株式会社が運営している段ボール通販サイト「マイダン」は、商品数を限定し段ボールを選ぶ手間を省いた新しいショップです。是非ご覧ください。
https://store.xob.co.jp/
実店舗 | ネットショップ | 段ボール加工会社 | |
オーダーメイド | × | △ | ◎ |
価格 | △ | 〇 | ◎ |
1枚から購入できる | 〇 | △ | × |
少量で購入できる | 〇 | 〇 | 最低ロット有 |
大量に購入できる | × | 〇 | ◎ |
その場で送れる | 〇 | × | × |
料金がわかりやすい | 〇 | - | - |
持ち帰りが楽 | △ | - | - |
配達してくれる | △ | 〇 | 〇 |
他の梱包材も買える | △ | 〇 | 〇 |
種類が多い | △ | ◎ | オーダーメイド |
商品の比較検討 | △ | ◎ | オーダーメイド |
商品を選ぶ手間 | 〇 | × | オーダーメイド |
段ボール箱はどこで買えばよいのか(法人向け販売会社)
これまで個人が調達する視点で段ボールの入手先についてご紹介いたしました。
段ボールを大量に使う法人や生産者は、包装資材会社や段ボール加工会社から直接調達しています。
段ボール箱は商品に合わせてのオーダーメイドが基本です。
法人の場合、発注する会社ごと、商品ごとに段ボール箱の規格(材質、寸法、印刷など)が異なります。
価格も規格によって変わりますが発注量が多ければ価格は安くなります。
では、段ボールを多くつかう場合・オーダーメイドで段ボールを作りたい場合など、直接段ボール加工会社より購入できるのでしょうか。
これは、加工会社によって対応が異なります。
また購入枚数、地域などの条件により変わってきますので、問い合わせをしてみることをおすすめします。
段ボール会社は会社により配達エリアがあります。
近隣の会社を選んで問い合わせをすると良いでしょう。
段ボールの通販ショップではよく出る規格品をまとめて製造しています。
オーダー注文の場合でも数量によっては通販サイトの価格が安い場合もありますので留意ください。
段ボールの見積もり方法については今後このブログにアップを予定しています。
まとめ
段ボール箱の購入先をまとめてみました。
必要枚数が少ない、単発で送る、大きな箱は必要ない場合は実店舗が適していますが、ある程度の枚数が必要である、継続的し使用する、大きな箱が必要である場合は段ボール箱通販のショップで購入することが良いと思われます。
段ボール箱の必要量、頻度や大きさなどによって購入先を選定することが大事になってきます。