段ボールのサイズとは?段ボールのサイズ選びの重要性!

段ボールのサイズとは?段ボールのサイズ選びの重要性!

段ボールのサイズとは、3辺寸法の合計で表します。3辺寸法とは、箱の長さ、幅、深さの3つの寸法を足したサイズです。
ボールのサイズを適切に選定することが、段ボールや運送料のコストダウンにつながります。宅配業者では60サイズ、120サイズなどと表記して運送料を設定していますが、何を表しているか分からない方も多いのではないでしょうか。
この項では、段ボールの測り方や表記の意味、規格サイズの種類、適切な選定方法を解説していきます。

段ボールのサイズとは

段ボールのサイズとは、3辺寸法の合計で表します。

段ボールのサイズの測り方

箱を組み立てた状態で長い辺が「長さ」、短い辺が「幅」、蓋から底までの距離が「深さ」です。例えば、長さ26cm×幅22cm×深さ12cmのサイズは「260×220×120」と単位は「mm」で表記するのが一般的です。

段ボールのサイズの測り方

段ボールのサイズの測り方は外寸法内寸法があります。
・外寸法(箱の外側の寸法)
段ボールの外側の「長さ×幅×深さ」を計測します。宅配業者はこの合計で運送料を決めています。
※発送の際の宅配サイズに合わせる、箱を組み立てた状態での収納場所に合わせるための測り方。

外寸法の測り方

・内寸法(箱の内側の寸法)
梱包したい荷物が箱に入る様に採寸をして内側の「長さ×幅×深さ」を計測します。

内寸法の測り方

 

※梱包したい商品が入るか、または入れ方を優先したい場合の測り方。
段ボールは使用する状況に応じた測り方が必要になります。

段ボールの規格

段ボールは決まった規格は定められていないため、用途、目的に合ったサイズを選ぶこと、また宅配業者の定める規格(3辺寸法の合計)に合わせた段ボールを選定することが必要です。

宅配業者の定める規格

(例)26cm×22cm×12cm=60cm → 60サイズ

 

段ボールの規格

60cm以内 60サイズ送料 1,040円
80cm以内 80サイズ送料 1,260円
100cm以内 100サイズ送料 1,500円
120cm以内 120サイズ送料 1,720円
140cm以内 140サイズ送料 1,960円
160cm以内 160サイズ送料 2,180円

 

上記は代表的な宅配業者の運送料になります。運送料は個々の契約や状況によって違いますのでここでは一つの例として記載しています。
見ていただきたいのはサイズが上がるごとに約200円以上も価格が上がります。
段ボールは60サイズ分の商品を80サイズの段ボールに詰めても緩衝材を使用することで問題なく発送はできますが、段ボール、運送料、梱包資材に余計なコストがかかります。また顧客が開封したときに余分な緩衝材や見栄えも悪くイメージは良くありませんので適切なサイズ選びが必要です。

・60サイズ

3辺寸法の合計が60cm以内宅配業者が設定している一番安い運送料のサイズ
通販で一番使用されている段ボールサイズ

・80サイズ

3辺寸法の合計が80cm以内
通販や小物商品を複数梱包するのに適した段ボールサイズ

・100サイズ

3辺寸法の合計が100cm以内
大きなサイズの商品の通販や引っ越し用に適した段ボールサイズ

・120サイズ

3辺寸法の合計が120cm以内
引っ越し用で需要が多い段ボールサイズ

・140サイズ

3辺寸法の合計が140cm以内
大型の商品の発送や引っ越し用に適した段ボールサイズ

・160サイズ

3辺寸法の合計が160cm以内
大型の商品や軽い商品を複数梱包するのに適した段ボールサイズ

引っ越し用の段ボールサイズとは?

一般的に引っ越しで使用されるのは、100サイズ、120サイズ、140サイズです。
用途は、

・100サイズ

重い物。本、雑誌、食器など。

・120サイズ

軽い物。かさばらない薄手の衣類など。

・140サイズ

軽い物。厚手の衣類など。

 

引っ越し業者の段ボールサイズ

引っ越し業者で取り扱っている段ボールサイズは基本的にSサイズとMサイズの
2種類です。
Sは100サイズ、Mは120サイズになります。

段ボールのサイズ表記

段ボールの寸法の表記はJIS規格で内寸法を「mm」で表し「長さ×幅×深さ」で表現するとされています。
しかし前項でお伝えしている様に宅配業者は外寸法を「cm」で表記するのが主流であり段ボールメーカーによっても外寸法表記、内寸法表記と両方使われているのが現状です。これは「2.ダンボールサイズの測り方」でもお伝えしましたが、使用する目的によって違ってくるので仕方がないことなのですが、見積もりや購入の際には注意が必要です。

段ボール内寸法外寸法

段ボールのサイズの重要性

段ボールはホームセンターやインターネット通販、宅配業者などで規格品として販売していますが、60サイズ、100サイズはこの規格と定められていません。
3辺寸法が60cm以下なら60サイズ、100cm以下なら100サイズ段ボールになります。
言い換えれば、段ボールサイズは自由自在に調整が可能です。
また、A式段ボール(みかん箱形状)は抜き型を使用せずに製造可能な為、寸法の微調整や大幅な寸法変更も何度でも可能です。
※注意
①抜き型を使用する形状は寸法を変更する為には抜き型の修正や再製造が必要な為、コストがかかります。
②A式段ボールでも印刷がある場合は寸法変更の状況によって印版の修正が必要な場合があります。

 

大量に段ボールを使用し、宅配業者を使用せずに自社便や運送会社に委託している為、運賃サイズは関係ない場合も段ボールサイズを見直すことでパレットやトラックの積載の効率化や段ボール置場の省スペース化、また、段ボール価格自体のコスト削減に繋がる可能性があり段ボールサイズの選定は重要です。

まとめ

これまで、段ボールのサイズについて説明してきました。発送する際には段ボールは必要不可欠になります。段ボールのサイズは段ボールの価格にはもちろんですが、運送料にも大きく影響してきます。また、商品を入れる際、箱に隙間がある、なしでも発送中の衝撃によって商品のキズ、破損する恐れがあります。

段ボールのサイズは表記方法を理解、注意し用途別に適切に設計、選定することで、コスト削減、省スペース化、作業効率化につながります。また、何より大切な相手へ商品を無事に届けることができます。

弊社では適切な段ボールのサイズを提案いたします。
お困りごとがあれば、イクソブ株式会社にお問い合わせください。