梱包資材とは?

2021.07.20

梱包

梱包資材とは?

梱包資材とは、商品を発送する際に梱包に使用する材料の総称のことです。
商品はむき出しのままでは運搬出来ません。ダンボールやプチプチ等の緩衝材で梱包することによって内容品を保護し保管・運搬しやすくします。また、数量単位に梱包することにより管理がしやすくなります。
梱包や包装
に使われる容器や素材を梱包資材、包装資材といいます。
ここでは商品を梱包、包装する目的や、梱包資材、包装資材の種類、使われ方について触れていきます。

梱包資材とは

梱包資材とは、運搬の際に商品を保護する目的のために使われます。それぞれの商品の特徴や保護する目的、その運送・保管方法等により、梱包資材、包装資材には様々な素材や形状のものがあります。
日本工業規格(JIS)では包装を、外装(包装貨物の外部の包装)、ダンボール、木箱など、内装(包装貨物の内部の包装)、プチプチ(エアパッキン)、発泡スチロール、紙などの緩衝材、個装(物品個々の包装)の3種類に分類しています。
梱包資材包装資材はほぼ同じ意味で使われますが、梱包荷造りする意味です。商品の運搬上の保護のほか荷物をまとめる(単位をまとめる・さまざまな商品の員数を揃える・結束するなどの)側面があります。包装は元々物を包むことで、商品保護の他にラッピング(贈答用の美しい包装)の側面もあります。

梱包資材の種類

梱包資材、包装資材はほぼ同じ意味で使われます。材質や形状、用途によって様々な種類がありその特徴は多岐にわたります。ここでは主な種類を挙げてみます。

・ダンボール箱

梱包資材で最も一般的で運搬には必要不可欠なダンボール箱。内容物を保護し宅配便に多く使用されます。定番のA式ダンボール(みかん箱タイプ)からB式ダンボール(キャラメル箱タイプ)、C式ダンボール(お弁当箱タイプ)などなど、形状、サイズ、材質と様々な種類があります。

・メール便ケース

ここ数年でメルカリやヤフオクなどの個人間で取引、ネット販売が主流になってきました。ダンボール箱では少し大きすぎる時にコンパクトでポストにも投函可能で送料も安くなる可能性があります。サイズもA4、B5、DVDサイズなど、材質もダンボール、厚紙など様々な種類があります。

・宅配袋

書類や小物の発送に便利な宅配袋。材質はクラフト紙から防水加工したものがあります。形状もマチ付きで封緘シール付きですので作業性にも優れています。

・緩衝材

緩衝材の代表といえばプチプチ(エアーパッキン)です。商品を包み保護することや丸めて商品とダンボール箱の隙間を埋めることもできます。好きな大きさにカットでき、様々な用途に対応できます。その他、ミラーマット(発泡ポリエチレン製のシート)、クラフト紙、ボーガスペーパー、エアー緩衝材、発泡緩衝材など様々な種類があります。

・封緘材

ダンボール箱を組み立てる際に必要不可欠なテープ。OPPテープ(透明)、クラフトテープ、布テープ、養生テープと様々な種類があります。その他にも梱包には欠かせない、PPバンド、ストレッチフィルム、包装資材の紙袋、ビニール袋など、たくさんの種類の包装・梱包資材があります。

弊社ではホームページ上に載せている商品以外もたくさんの梱包資材をご提供できます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

業界の現状をご紹介

新型コロナウィルス感染症が猛威を振るっている影響から、全世界的にコンテナ不足が発生しています。
物流全体に深刻なダメージを与え、様々なモノが不足する事態が発生しています。今後、海外からの輸入が多い梱包資材でも不足が発生する可能性があります。
日本では過去に東日本大震災時にも物流の混乱により、モノ不足が発生しました。
多くの食品やトイレットペーパーなどが店舗から姿を消し、お困りになった方も多いのではないでしょうか?
復興活動のためテープ類が多く使われ、物流現場でも布テープやOPPテープが一時品薄になりました。
梱包資材の多くは海外から輸入しており、今後不足する可能性があります。
イクソブは国内製造のメーカーも含め、様々な梱包資材メーカーから仕入れを行っています。もしもの時でも代替品の提案が可能です。
段ボールに関しましても、イクソブは独立系メーカーのため、複数のメーカーから段ボールの原料となるシートを仕入れています。
そのため、緊急時でも購入先を調整することで対応することが出来ます。
リスクを分散しており、常に安定して供給することが出来るのが弊社の強みです。

梱包資材の重要性とは

梱包資材は今や私たちの生活になくてはならないものです。商品が保護できない。特に食品は、レトルトパウチや使い捨て容器など衛生面や鮮度保持に梱包資材が大きくかかわっています。衛生面でも重要です。医薬品なども、変質しやすくなり効果が保てなくなります。生産現場でも中間製品の運搬が困難になり、流通も非効率的になり商品の破損も多くなります。
このように、梱包資材がないと保管、運搬といった物流が成り立たなくなります。
また現在ではデザイン性や機能性をもたせた消費者包装も多くあり、販売促進にも大きな影響があります。

まとめ

消費者包装(固装)は多くの人の目に留まります。最近ではインターネット通販が発達してダンボール箱も家庭でよく見られるようになりました。それ以外にも多くの梱包資材があり、物流現場では使われています。私たちは、それらを適切に使用することにより、作業の効率化を図り、商品保護とコスト低減を両立できると考えています。また、近年のレジ袋削減等、輸送・包装においても環境問題の関心が強まっています。
私たちは、梱包に関わるあれこれや最新のトピックをお伝えして参ります。今後ともよろしくお願いいたします。